ある日田んぼの整備を終えて次の田んぼに向かおうとすると―

僕:じゃぁ次の田んぼ行くかー。

工藤君:えぇ、そうしますか。

ひらりと軽トラの荷台に乗り込む工藤君。

僕:・・(助手席に乗らないのは全身泥だらけだし、気を遣ってくれたんだろうなぁ)しかし・・・ドナドナみたいだな。

 

 こんにちは、ウイング2年目の前田です。ドナドナというのは仔牛を売りに行く様を歌ってる(?)歌ですね。おそらくは何の脈絡もないのでしょうが、ドナドナと聞くと小説「クラバート」を思い出します。お話しの中で馬を売りにいく場面がありますが、そこから連想してしまうのでしょうか。一応ざっくり説明すると「クラバート」はある日不思議な夢に導かれて水車場で働くことになった少年クラバートの体験を描いています。その水車場が実は魔法の学校であり、クラバートは自分と恋人の命を懸けて親方と対決することになります。今年の3月に工藤君が来たときも思いましたが、僕をクラバートと仮定するならば工藤君はローボシュだなと!ローボシュはクラバートが水車場で働くようになった1年後にやってくるいわば初めての後輩ですが、なんとなく役がはまっているなぁと思ったり思わなかったり。あまり内容に触れるのもどうかと思うので興味がある方は読んでみてはいかかでしょうか。個人的には凄く好きな一冊です。では、今回の冒頭問題はこれです。

 

 問題:pHについて説明しなさい。

 

 秋っぽさも早々に薄まり、寒くなってきましたね。作業中あられやみぞれなんかが降る日もあったりしますが、今年は稲刈り時期に雨が多くなり、三十年に一度とも言われたひどい年でした。田んぼは気まぐれに降る雨でぐちゃぐちゃ、コンバインは傾き泥ではまり、そうして刈れなかった田んぼに委託されて刈りにいったりと大変でした。3週間に及んだ稲刈りが終わってほっとできると思いきや、天気が悪くなる前に収穫物を終わらせる!という号令のもと、引き続きダイズとビートの収穫準備に追われました。正に疾風怒濤の一か月でしたが、その甲斐もあって無事収穫物もなくなりました。 稲刈り

花やトマトのハウスも片付け終わったので、今後の予定としてはぐちゃぐちゃになった田んぼを均してから水を抜いたり、畔回りに除草剤をかけたりという来年に向けての準備ですね。ウイングでは米がかなり豊作だったと聞いているので、日が短くなるにつれて勤務時間も短縮し、ゆっくりできる冬を迎えられるのではないでしょうか。といっても冬には冬のしなければならない諸々があるので完全に気持ちを弛緩させることはできないですけどね!

 

 パイルダー・オンすればマジンガーZが動かせる。フェード・インすればライディーンが動かせる。レッツ・コンバインすると―というわけで勤務時間が短縮されてくると僕にも趣味に走る時間ができるということです。酪泳会の35周年式典に参加したのに加えて、初めての社員旅行が沖縄だということで触発され、水泳をまた始めてみようかと思ったり。けれどいくら沖縄でも冬に海で泳いでいる人はいないらしく、その代りダイビングができるという噂なので、潜れるようなら潜ってみたいです。仕事でいくら体力を付けようとも、水泳の体力は泳ぐことでのみ培われていくものなのでこの冬にぼちぼち取り戻したいです。何かを「する」もしくは「しない」というのは、やり遂げるという意味では同じ。そして、何かをやり遂げるのに必要なものは「覚悟」と「誠意」(更に付け加えるならば「行動」)。僕の好きな漫画で語られた言葉ですが、少しずつでも体現していけたらなと思います。

 

 お待ちかね(?)、問題の答え兼解説です。pHは水素イオン濃度のことで、農業では主に土の酸性度を測る時に使います。大方の作物の適正pHは5.5から6.5の範囲で収まるので、そうなるように土壌改良資材等でpHを調整していくひとつの目安になります(その他にECや土壌の物理性を考えることも重要ですが、それはまた別の機会に)。もちろん栽培するものによって適正pHは設定されているので、それに合わせるのが良いと思います。極端な例として茶畑が挙げられます。高校の実習で茶畑の堆肥まきをした時の話ですが、pHが4前後であるという話を聞き凄い酸性だなと思ったものです。pHが適正でないと何が起きるかというと、単純に種を播いても芽が出ません。雨は弱酸性なので土がアルカリ性になることは特別な場合(主に人為的要因)を除いてまずありません。土壌植物栄養学ゼミの研修で行ったイギリスのローザムステッド試験場(化学肥料の開発以後、化学肥料だけの試験区を設けて100年以上に渡ってデータを取り続けている)でpHが4程度の畑を見る機会がありました。黄昏時だったのもあるかもしれないですが、雑草ひとつ生えない広い畑にゾッとしたのを覚えています。

ローザムステッド試験場1

ローザムステッド試験場1

 

 

 

 

 

 

 11月の頭に3連休がありました。普通なら、やたー!どっか遊びにいくかー!!となるのかもしれませんが、僕はたまった本とゲームの消化で忙しくて(?)ほとんど引きこもりでしたね。実家から拝借してきたじゃりんこチエも全話見ましたが、やっぱり子供の時は理解できなかったおもしろさにかなり笑わされました。今更ながら名作だと思います。特にミツルの結婚式でテツが仲人を引き受ける回には静かな感動がありました。今はバビル2世を頭から見ています。懐かしく思いつつもそのカッコよさに改めて良いなぁと思いました。僕の中では小説であろうとゲームであろうとアニメであろうと他の誰かに何かを伝えたい思いは共通だと思います。受け取り方は個人が自由に決めるもの。何にも縛られることなく思うが儘に楽しめば良いのではないでしょうか。それでは寒さには気を付けて良い冬を迎えましょう。

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台風一過、雪の降る町

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